私の本当の体内時計は何時?(MCTQ紹介)
単なる朝型・夜型の主観テストではなく、あなたの体の実際のスケジュールを導き出す科学的方法
一般的な質問票と何が違うのでしょうか?
よくある体内時計テストは、「朝と夜、どちらに起きるのが好きですか?」といった主観的な好みを尋ねます。
しかし、ドイツのルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘン(LMU)のティル・レンネベルク(Till Roenneberg)教授らが設計したMCTQ(ミュンヘン・クロノタイプ質問紙)は、実際の睡眠タイミングのデータを記録します。平日(仕事がある日)と休日(仕事がない日)にそれぞれ何時に就寝準備をし、眠りにつき、目が覚めたかを記録します。
これにより、平日の仕事中に蓄積された睡眠不足(睡眠負債)が休日の睡眠に与える影響を補正し、本来あなたが持っている補正された睡眠中央値($MSF_{sc}$)を逆算して算出します。
平日と休日の睡眠のズレ:社会的時差ボケ(Social Jetlag)
社会的時差ボケ(SJL)とは、平日の睡眠中央値と休日の睡眠中央値のズレを指します。
例えば、平日に午後11:30に就寝して午前6:30に起きる(中央値 03:00)、休日に午前1:30に就寝して午前9:30に起きる(中央値 05:30)場合、睡眠中央値の差は 2.5時間 です。これは、毎週週末になるたびに、時差が2.5時間ある国(例:ベトナムやタイ)を往復するほどの急激な体内時計のズレ(概日非同調)があなたの体に負荷を与えていることを意味します。